リモートワークするにはどうしたら良いのか? 実体験をお話します。
皆さん、こんにちは。浅川です。
今回は「リモートワーク」について考えてみたいと思います。
リモートワークやノマド、テレワークと類似する言葉がたくさんありますが、その定義を解説する記事ではありませんので、予めご了承ください。
この記事でのリモートワークは、遠隔で仕事するスタイルと考えます。
今、エンジニアという職種に限らず、リモートワークが誰もが憧れる働き方になっているようです。
ただ、リモートワークをしたいと思っても誰もがすぐにできるわけではないようです。
この記事では私自身が取り組んできたリモートワークの働き方についての体験談を書きます。
なお、会社員の方はリモートワークに関しては、できる/できない、働く時間、仕事内容を含めて所属会社の規定があると思います。
この記事は仕事を自由に選べるフリーランスの方を想定した記事です。
実際のクライアントさまの業種や依頼されている仕事内容は様々ですが、近隣のクライアントさまで「浅川さんならリモートでもいいよ。」と言ってくださる場合や、
東京や海外などの直接お会いすることが難しいクライアントさまもいらっしゃいます。
リモートワークのメリットとデメリットを改めて考える
まず、働く側のリモートワークのメリットとデレリットを改めて考えてみると以下のようになります。
皆が憧れるリモートワークですが、デメリット(不利になること)も多いというのが私の実感です。
メリット
- 仕事に集中できる
- 遠隔のクライアントとも仕事ができる
- 工夫次第で、ワークライフの充実が図れる
- 移動時間が不要
- 作業場所、打ち合わせスペースの場所がいらない
デメリット
- 孤独になりやすい
- コミュニケーションが取りづらい
- 自己管理が難しい
- 運動不足になりやすい
- インターネット環境が必要
特にデメリットについては見落とされがちですが、きちんと対策を講じておかないと生産性が維持できませんし、健康を損なうことにもなりかねません。
例えば、対面で仕事を進めている場合には朝の挨拶にはじまり、休憩時間の雑談で息抜きするなど、仕事以外の「世間話」をする機会があります。
リモートワークの場合、週末以外の平日は朝から晩まで家でこもっている、仕事のチャット以外で誰とも会話しないなんてことも起こり得ます。
私の場合には、コワーキングスペースを契約し、2-3日に一度は外で仕事するというスタイルとすることで、意識的に外部とのコミュニケーションを図っています。
また、コーディングなど開発系の仕事は静かな自宅の執務スペースで大きなディスプレイを使い、午前中の時間帯で一気にやってしまい、その後はコワーキングスペースに移動して、打ち合わせやノートPCでドキュメント作成、メールチェックなどをするという、1日の中でメリハリを付けています。
コミュニケーションを上手に行う術をつけておくことも重要です。
チャットツールやオンライン会議システムを使い、定期的に進捗状況をクライアントさまに報告するという配慮がないと、クライアントさまからすれば、不安になるでしょう。
リモートワークで仕事をするにはどうすれば良いか?
結論から申しますと、働く側がリモートワークをしたいという希望を伝えるだけでは難しいと思います。
クライアントさま側にも「メリットがあります。」ということを説明できる必要が私はあると思っています。
では、クライアントサイド(仕事を依頼する立場)からのメリットを考えてみます。
- 作業場所、打ち合わせ場所を確保しなくて済む
- スケジュール調整の負担が減る
- 本業が忙しい場合、時間を有効活用できる
- クライアントさまの担当者も場所に拘束されない
(コミュニケーションができていれば、出張や休暇も取りやすい)
メリットはクライアントさまにもあるはずです。
報告する、確認してもらう、といった行為をリモートですれば、対面での打ち合わせの時間をより密度の濃い話ができるなど有効活用することができますし、移動時間はリモートでは不要ですからその分、より多くの作業をこなすことができます。
また、リモートワークに移行した時に、対面での時と同等程度のコミュニケーションが取れるように工夫する必要があります。
私の経験では、チャットツール(Chatwork)や会議システムの「Zoom」、クラウドストレージ(Google DriveやDropbox)などの使い方をクライアントさまにレクチャーすることでリモートワークがスムーズに始めることができたということがありました。
使っている人にとっては、当たり前と思われている画面の共有方法やデータのアップロードの方法も双方が知らないとうまくツールを使うことができませんから、リモートワークを始める前に説明しておくことにしています。
今回も最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。