気になるフリーランスの節税方法と制度の解説

フリーランスとして働き始めた方が1番苦労するのは実は納税ではないでしょうか。
確定申告を面倒だと感じる方は多く、ご自身で1から稼いだお給料を引かれるのが嫌だという意見もよく耳にします。
今回はそんな思いを抱えている方に知っていただきたい、効果が高い節税方法と制度について解説したいと思います。
是非ご参考にしてください。

節税方法

それでは、効果的な節税方法をいくつかご紹介します。

青色申告

確定申告には青色申告と白色申告の2種類ありますが、フリーランスの方が基本的に使うのは青色申告になります。
主に青色申告のメリットは
1.最大65万円の青色申告特別控除
2.配偶者や親族に支払った給与が控除される専従者控除
3.複数の事業の損益を合算可能
の3つになりますが、一体どうすれば控除されるのか分からない方もいるかと思います。

●最大65万円の青色申告特別控除

青色申告の控除には10万円と65万円の2パターンがあることを知っておいてください。
65万円の控除を受けるためには、複式筆記に沿った記帳が必要になります。
記帳は知識がないとなかなか難しいので、クラウド会計ソフトを活用したり、青色申告の講習会に参加したりすることをおすすめします。
また、一定の利益がある場合は税理士を雇うという手もあります。
10万円控除の方は簡単な記入のみになるので、最初の1年は10万円控除を選択するのもいいかもしれませんね。
その後、利益の様子を見て65万円控除に変えるというやり方もあります。

●配偶者や親族に支払った給与が控除される専従者控除

専従者控除とは、配偶者や親族に対して支払った給与が経費として処理され控除されることです。
専従者控除を受ける際いくつか条件があります。
・12月31日現在で年齢が15歳未満でないこと
・申告者と生計を共にしている配偶者その他の親族であること
・その年に6か月以上申告者の営む会社で働いていること
以上の条件を満たしているなら専従者控除を受けることができます。
ただし、青色専従者になると「配偶者控除」や「扶養控除」が受けられなくなってしまいます。
所得額や給与額によってどちらが有利なのかは変わっていきます。

●複数の事業の損益を合算可能

たとえば、2つ個人事業を展開している場合どちらか片方が赤字になってももう片方の利益で埋め合わせすることが可能になります。
その結果、所得税の支払いが少なくなったり、全く支払わなくても良くなったりというメリットがあります。
それでも赤字が出てしまう場合は3年間持ち越すことができるのです。

青色申告は面倒ですが、先程もご紹介したクラウド会計ソフトの活用や税理士を雇うなどして効率良く行ってください。

経費で落とす

たとえば、仕事のツールとしてインターネットを使用しているなら、パソコンや付属品の維持費、買い替えなどが経費として落とすことができます。
もちろん取材としての交通費、宿泊代も経費として落とせます。
自宅を仕事場にしているなら光熱費や家賃の1部も経費になります。
ちょっとした出費でも経費として落とせるなら必ず申請しましょう。
領収書がなくても、出金伝票というものがあります。

小規模企業共済

名称は小規模企業ですが個人でも加入できます。
月に1.000~70.000掛け続けることができるのですが、掛け金は金額所得控除になります。
支払った掛け金は廃業した時や解約した時に受け取ることができます。
ご自身でご自身の退職金を積み立てておくと言うと想像しやすいですね。
一定期間払うと控除になる金額の方が大きくなるので少額かれでも早めに加入することをおすすめします。

経営セーフティ共済

経営セーフティ共済とは、取引先の予期せぬ倒産による連鎖倒産から、個人事業主や中小企業を守る制度です。
倒産防止共済とも言います。
月に5.000~20.0000掛けることができますが、最大で800万円しか積立することができません。
掛け続けている間は経費として節税できるので、連鎖倒産対策といよりも節税を主な目的として利用するケースが多いです。
40か月以上積み立てると解約しても全額戻ってくるなど、メリットも多いので少額から始めてみることをおすすめします。

国民年金基金

国民年金基金への加入は一定以上収入のあるフリーランスの方におすすめです。
現在の国民年金は満額で6万5千円程度ですが、その金額に上乗せできるのが国民年金基金です。
平均寿命が延びている日本人にとって、重要な制度になってきています。
他の社会保険料控除と同様に、11月ごろに控除証明書が送られてくるので、確定申告の際に添付しましょう。
国民年金基金の掛け金も、所得税や市県民税の全額控除の対象になります。

確定拠出年金

確定拠出年金とは、国民年金基金と併用することのできる年金制度です。
国民年金基金同様に、所得税や市県民税の金額が控除されます。
運用でどんなに儲けが出てもすべてが非課税になるというメリットがあります。

ふるさと納税

ふるさと納税とは日本各地の地方自治団体に対して納税を支払うことです。
納税と言っても実質的には寄付金の扱いとなるので所得控除になります。
その年の売り上げが多く、所得税でかなり引かれてしまう場合はふるさと納税を収めることをおすすめします。
また、ふるさと納税すると納税した地方自治団体の名産物などが特典としてもらえることがあります。
ふるさと納税だけで食費を賄う方もいる程です。

さいごに

いかがでしたか?
節税対策には様々な方法があります。
少し面倒かもしれませんが、積み重ねていくと大きな利益になります。
今回ご紹介した控除以外にもまだ節税方法はありますが、専門知識が必要だったり勉強が必要だったりします。
フリーランスの方は節税の勉強をする時間が取れないという方もいると思います。
その場合は、筆記作業も任せられる税理士に相談しましょう。
フリーランスとして働いている方に向けて税理士を紹介してくれるサービスもあるので興味のある方は覗いてみましょう。
確定申告は期限ギリギリになると税務署が混み合い、思いの外時間が掛かってしまうという話を聞くことが多いです。
効率良く行うためには早めに行動することが大切です。

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