契約書を読むとき・作るときの注意点!フリーエンジニアの知っておいた方がいいポイントについて

ビジネスマンは、何事も“契約”によって自身の権利や立場を確立しており、契約した内容に基づいて互いの関係性や仕事が成り立っています。

それはフリーのエンジニアも例外ではなく、契約は会社と会社だけでなく、人と人との間で結ばれ、ビジネスをする上で大変重要なものとなるのです。

当然のことながら契約には法的効力があるため、契約書類を交わし、合意のサインをした場合には、その内容を守る義務を負うことになるのです。

フリーエンジニアとして仕事を続けていこうと思っている方は、契約に関して浅い知識のままでいると、知らず知らずのうちに自分自身にとって不利な状況になってしまうこともあるため、この機会に契約に関しての知識を深めておきましょう。

契約書を読むときに注意したいポイント

隅々まで読む

契約書はただ単に書類を交わせばそれでOKということではなく、どのような内容で合意をするのか確認し直すことが大切です。

ついつい長い文章は読むのが面倒になってしまったり、信頼しているクライアントだからと安心しきって飛ばし読みをしたりと、確認を怠ってしまうことで意図しない内容にサインしてしまうことになりかねません。

最後までこれからの業務に関する重要な決まり事が書かれているのが契約書です。最後の一文字までしっかりと読みましょう。

理解できない部分は直接クライアントに確認する

軽く目を通すだけでなくしっかりと隅々まで読み、不明点や疑問点がある場合にはクライアントに確認をとり、納得のいく契約書になるまでサインをしないようにしましょう。

契約書に関して質問をしたり、異議を申し立てたりすることは決してマナー違反ではありません。

とくに、フリーエンジニアになりたてのころは、経験と知識が浅いことでクライアントに意見する自信がない場合もあります。

しかし、契約書が重要かを理解しているからこそ生まれる疑問もあるのです。

よくあるのは難しい表現がされていることから意味も調べず、先方に確認もせずに勝手な解釈で流し読みしてしまうケースです。

実際に私もフリーになりたてのころは難しい表現がされている契約書に目を通すのが面倒で、クライアントにも法律の専門家にも確認せず、自分なりの解釈をしてしまい、クライアントの意向と違う解釈をしてのちに不利になってしまった経験があります。

契約は単なる約束ではなく、法律上の制度のひとつであるため、「内容を勘違いしていました」では済まないものです。

会社に雇われているわけではないフリーエンジニアという独立したビジネスマンとして働くのならば、自分自身を守るのも自分しかいません。

ご自身が承諾した契約内容に関して責任を持って遂行することは当然のことながら、契約書の隅々まで頭に入れておき、万が一クライアントとの相違が起きた場合には契約書面に基づいて自分自身から申し入れができるような状態になっていることがベストと言えるでしょう。

不安になった時はアドバイザーに相談するべき!

「契約書には法的効力がある」ということはビジネスをする上で当然のことではあるものの、法的知識が浅く、一人で確認するだけでは心配というのはフリーランスとして働いている方によくあるお悩みです。

契約書は読みやすく作られているわけではなく、法律に基づき誰が読んでも解釈が合致することを目的に作成されているため、日常的に使われることが少ない用語が盛り込まれており、非常に読みにくいことが多いものです。

契約書を一読してみたものの、不安な点があるという場合には法的知識のある専門家などのアドバイザーに相談することをおすすめします。

アドバイザーはわかりやすい言葉で契約書に関して解説してくれることはもちろんのこと、契約書類で不利な点などがあれば一緒に修正案を考えてくる場合もあります。

契約書面を理解していなかったことからクライアント報酬が支払われなかったということにならないためにも、専門的な知識があるアドバイザーに相談しておくと安心です。

ただし、弁護士などの法律専門家に相談する場合には費用がかかるため、事前に弁護士事務所に相談料についてしっかりと確認しましょう。

契約書をつくるときに注意したいポイント

フリーエンジニアの場合、契約書にサインする側だけでなく、契約書を作成する立場になることがあります。
契約書をつくるときの注意点も確認しておきましょう。

省略言葉や代名詞を使わないこと

契約書は第三者が読んでも理解できるように契約内容記載する必要があるため、契約書を作成する際には、当事者間でしか解釈ができないような省略言葉や代名詞(あの・そのなど)を使わないようにしましょう。

もし頻出する省略したい言葉がある場合には「XXXXXX(以下、「○○」という)」、という記載をあらかじめしておき、その後は短い略称を使う方法がおすすめです。

読み手によって解釈が異なる曖昧な表現もNGです。

時間や金銭など数値化できるものは具体的に記載する

「すぐに」や「直ちに」、「速やかに」など、法律用語ではそれぞれに意味がありますが、具体的に数値化できる時間や金銭などは具体的に記載するようにしましょう。

例えば「7日以内に」など具体的な時間を明記することを心がけましょう。

もし「すぐに」「直ちに」「速やかに」などそれぞれに意味合いが異なる用語を盛り込む場合には、意味を理解した上で使用しましょう。

契約書をつくるときのコツ

契約書は何よりも、誰と誰が、どのような内容を、いつ合意するのか、そしていつからいつまでの期間で、誰にどのような権利や義務が発生しているのかが第三者が見てもわかるように作成する必要があります。

フリーランスになりたてのころは契約書の作成に戸惑ってしまうことがあるかもしれませんが、いざ契約書を要求されたときにも事前にフォーマットを作成しておくことで、スムーズに契約書を作成することができます。

もし自力で一から作成するのは困難という場合には、フリーランスが使用できる契約書のテンプレートが存在しますので役立てましょう。

まとめ

いかがでしたか?

フリーエンジニアだけでなく多くのビジネスマンにとって契約書は重要で、さまざまなトラブルを回避したり信頼関係を築いたりしてくれるものでもあります。

契約書はフリーランスにとってもクライアントにとっても双方の利益を守るために重要なのです。

クライアントからの信頼を得るためにも、フリーランスとしての地位を確立するためにも、交わす約束をしっかりと把握した上で仕事を進めていくことが大切です。もし受け入れられない条件が書かれている場合などには、相手と交渉し直す度胸もフリーランスには必要です。

契約内容の確認はおざなりにせず、慎重に確認した上で契約を結びましょう。

フリーランスになれば契約書を作成する側にもサインする側にもなります。
今回お伝えした契約書を読むときの注意点や契約書作成のポイントを押さえ、フリーランスエンジニアとして一流を目指しましょう!

よく読まれている記事

「フリーランスの知識」でよく読まれている記事