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エンジニア 最後の夢

「夢」という言葉は、何か漠然としているような気がします。

良い意味でも悪い意味でも使用されており、今ミドルエイジになり、私は子供のころ描いていた夢を実現することもなく、IT業界で何とか活躍できている毎日です。
子供の頃は、画家や探検家になりたいなど勝手な夢を描きつつ、いつか毎日の生活に追われ子供のころの夢も忘れてしまっているのが正直なところです。

そのような日常の中でも自分自身の将来を考えた場合に、生活をして行く為にどのような職業を選択したら良いかの問いは常にしていたような気がします。
生活をして行くことを中心に考えた時、「IT業界で仕事をしていた」ということが結果論になりました。
まさかエンジニアで生計を立てるとは、夢にも考えていませんでした。

ただ人一倍好奇心が強い事や新しい物が好きな事、変化を特に好む性格からエンジニアという仕事を選択したのでしょうか。
それと、子供のころの遊びで、忙しい父がよく紙飛行機を作り遊んでくれた時が何より楽しい遊びの一つでした。

紙は新聞に折り込まれている広告等が中心でした。
その紙の折り方、大きさ、重さなどにより紙飛行機が長く飛んだり、ともするとすぐに落下したりと、広告紙の折り方で変化して行くので何よりも面白くその遊びが大好きでした。

このような子供のころの体験が何か職業を選択する時にも無意識のうちに取りこまれているような気がします。
IT業界以外でもこの変化に対応して行くスキルがないと厳しいかと思いますが、何よりも変化を好む性格は向いているのかもしれません。

しかしながら、一方では短所にもなります。
状況によりあきっぽい性格ともなりえますし、両者のバランスをとりながらの生活ということになると思います。
現実は、変化について行くだけのスキルだけでは勤まらず職場の人間関係に依存する部分も多少なりともあるかと考えます。

良くも悪くも生活するうえで一緒にいる時間が長いのは、親しい友人でも家族でもなく全く仕事をするまでは、何の面識もない方々がある日を境に一緒に仕事をすることになり、その仕事仲間が一番仕事を通して、快適に働ける人たちのコラボレーションで成り立つなら申し分ありませんが、現実はそうでもないことの方が多いと思います。

私の仕事上の一番の夢はお互いに尊重しあい助け合う人たちの共同体に参画していることが夢です。

ということは、申すまでもなくこれまでいくつものプロジェックに参画してまいりましたが、現実は四苦八苦しながらの一言でした。
ただあるプロジェクトには、これまで経験したことがないような良き雰囲気で活躍できた思い出があります。

女性2名、男性8名の部隊の運用保守チームでした。
年齢はバラバラですが、お互いに干渉しあわず、それでいて何か困った事があると言わなくても誰かがヘルプしてくれたりして、お互い様ということを十二分に理解している仲間でした。

デメリットが見つからないほど快適な毎日を過ごしていた記憶があります。
仮に「仕事の夢は何ですか?」とどなたかに質問されたら、このプロジェクトの人選のようなメンバー達ともう一度仕事したい事が夢でしょうか。

しかしながら、このようなメンバーと一緒に仕事をしたということは、夢がかなったのかもしれません。
また、時代背景もリーマンショック前であり、まだ幾分気持ちにも余裕があったことや上に立つ方が何よりも末端のエンジニア目線で展開した事がなによりも良き結果となったのかもしれません。

仕事上の夢で2つ目の夢はやはり生涯現役で働き続けることです。
現在フリーランスでもあることから、参画できるプロジェクトがあれば生涯現役で活躍できます。
会社勤務の場合とは違い、自分の定年は自分で決めることができるのがフリーランスエンジニアの良いところです。
そのため、私は最低70歳前後ぐらいまでは、フリーで働き続けたいという夢があります。
これを継続するためには、心身ともに健康な生活をしなければ、生涯現役は厳しいと考えています。

仮に、自分自身で定年を決めてそれでは定年後はどのように暮らしていくかと
考えた場合に、どこかの地方都市で、ヒューマノイド等にサポートしてもらいながら生活をしていくのではと考えています。

日本の今後の状況を考えた時に、高齢者を支える人も少なくなり周辺に迷惑をかけず過ごすには、デジタル関連を利用したほうが良いし気持ちも落ち着くような気がします。

このような思いを、偶然、東北新館線に乗り合わせた、ある金融会社に入社したばかりの方に話したところ、「私達の老後の時は、それが当り前の社会になっているので、現実は夢でも何でもなく当り前として受け止めていくと思いますよ」と何のためらいもなく話していたのが印象的でした。

私の夢が夢ではなく現実になることも近いので、最後の夢の実現に向けてヒューマノイド等を迎える準備だけはしていこうと考える日々です。

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