【エンジニアの夏休み】三内丸山遺跡と奥入瀬渓流で思う事

毎日、会社勤めをしている人達にとって、夏休みは唯一の楽しみです。

私は、海外、国内とも個人旅行を主体としており、今年は7月31日から8月5日までの予定を組みました。
インフラエンジニアとして働いていますが、今年はタイミング良く幸運にも、予定どおり休みを取ることができました。

今年の夏休みは歴史と渓流等に興味があることから、三内丸山遺跡巡りと奥入瀬渓流に行くことにしました。
以前より行きたいと思いつつなかなか実行できませんでした。
今年こそはと思い、ざっくりとした予定をたて新幹線で新青森駅までの切符を購入するに至りました。

三内丸山遺跡に行くために、駅前でバスに乗って行くことにしました。
平日ということもありバス乗り場には、私以外に数人の方々が並んでいる状況でした。
バスの運転手さんが女性ということもあり、どなたかが「女性運転手さんに運転してもらうのは初めて」と話していましたが、私も同様で初めての経験でした。
このような経験も旅の良いところでしょうか。

三内丸山遺跡イコール縄文文化においては、計り知れない古代の神秘さを感じることができればと思って計画しました。
これまで縄文関連に関しては、いろいろな方が書かれた本、YouTubeなどで何らかの予備知識がありましたが、やはり体験してみると、なんとも言えない平和なたたずまい、穏やかさ、そして素朴さを感じました。


撮影:S.C 氏

おそらく縄文時代には自殺、いじめ、過労死などの問題もなく皆が共存して暮らして行けた時代なのかも知れません。
比較はできないかもしれませんが、現代社会に住む私達は、人身事故が当り前のようになってしまい、人々の連帯感も日増しに減少していく気がしているのは、私だけではないのかもしれません。
人々が強く連携しないと生きていけない社会と、すでにデジタルが当り前の社会でそれほど連携を必要とせず暮らせるようになった便利な社会。
今後は、ますますAIの普及が進み、ロボットもこの先どんどん進化していくと考えた時、行きつく先はどこなのかと考えさせられました。

その後、三内丸山遺跡を後にして新青森駅から七戸十和田駅へ向かいました。
そこから奥入瀬渓流に行こうと考えていました。
奥入瀬渓流に行く前に、駅前の観光案内所を訪ねて奥入瀬渓流の地図案内などをいただきながら、事前情報を取得しようと考えました。

ネットでもおおまかに確認しましたが、ネットの情報にだけ依存するのもギャップがある場合もあるので、一人で旅していることから現地の観光案内所にも立ち寄りました。
七戸十和田駅の観光案内所で、駅前のバスが一番手軽と言う事をお聞きしてバスを待つことにしました。
七戸十和田駅前から玄関口の焼山(やけやま)まで、およそ1時間かかりそこから紫明渓(しめいけい)までの距離をJRのバスで移動することにしました。

奥入瀬渓流に到着して、渓流に沿ってウォーキングしている時に、一番感じたことは、疲れないということです。
当日、あまり熟睡していないにもかかわらず、心が何か穏やかになり、その上、心身ともに何か軽くなったような気がしました。
森林、渓流の流れる音、鳥のさえずり、林や水面に鮮やかに太陽の光が反射しての黄金の輝き、日ごろPCの前で作業をしている私にとっては、体にたまっていた電磁波がすっと消えたような錯覚さえ覚えました。


撮影:S.C 氏

運よく、東京に戻る前に免疫力が上がったようです。
精神的に不安定になった時やうつ状態のときなど病院を利用するよりは、一度奥入瀬渓流でただひたすら歩くのも良い精神療法かも知れません。

今回、旅に出て一番感動したことは、十和田観光電鉄様のバスと奥入瀬渓流のウォーキングです。
バス自体は、どこにでもある観光用のバスですが、何と広いバスの中で往復とも乗客は私一人だけでした。
運転手さんの近くの席に行き、世間話や青森界隈、はたまた歴史の話をしながら楽しむことができました。
バス前方の席を独り占めにしていた私は、移り変わる景色を思う存分楽しみ、当日は暑さも厳しかったせいか、稲のあおあおとした鮮やかな色が日の光に照らされて、言葉では表現できないくらい生き生きと輝いてみえました。

一週間そこそこの夏休みでしたが、今年は特に貴重な夏休みとなりました。

特に、往復2時間の距離をたった1000円のみで、なお且つ、一人でも観光客として対応して下さった十和田観光電鉄様には、お礼の申しようもありません。

とは言え、何か地方の状況の厳しさがいまさらながら実感できた夏休みでもありました。
同様な状況を三内丸山遺跡でも経験しました。
館内は、貸しロッカーゼロ円、遺跡見学もゼロ円、その他長靴をかりる際もゼロ円。何と寛大なことか。

また、機会があれば、もう一度、三内丸山遺跡と奥入瀬渓流を旅したいと思える短い夏休みでした。

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S.C 氏

趣味:料理、海外と国内旅行、歴史、ウォーキング
ITの資格はいくつか取得しておりますが、栄養関連に興味があることから独学で調理師の資格も取りました。
エンジニアとしてどのような食事を取れば、心の健康を維持できるかも現在実践しております。
私のエンジニアとしてのポリシーは、「心の健康」を維持しつつ、「デジタル対アナログ」を調和しながら生涯現役で楽しみながら活躍することです。



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